組み立て記録
retro-forgeプロジェクトの確定構成と、パーツ選定の経緯をまとめた記録。全必須パーツの購入が完了し、組み立てを開始している。
確定構成
| カテゴリ | パーツ | 備考 |
|---|---|---|
| マザーボード | ASUS P3B-F (440BX, Slot 1) | ISAスロットなし。安定性重視 |
| CPU(メイン) | Intel Pentium II 400MHz (Deschutes, FSB 100MHz) | MM6 + Win98ゲーム全般用 |
| CPU(テスト用) | Intel Pentium II 233MHz (Klamath, FSB 66MHz) | MTG Shandalar実機テスト用 |
| GPU | Matrox Millennium G200 AGP | 2D描画最高品質。MM6はソフトウェアレンダリング専用なので3Dカード不要 |
| サウンド | Creative SB Live! Value CT4830 (EMU10K1) | Win98時代の定番PCI サウンドカード |
| メモリ | Winbond PC100 SDRAM 128MB CL2 | 440BXネイティブ対応 |
| ストレージ | SATA SSD 500GB + スゴイアダプタ (SATA→IDE変換) | 起動ドライブ。手持ちSSDを流用 |
| ストレージ(副) | Transcend CF 8GB + CF-IDEアダプタ | セカンダリストレージ |
| 光学ドライブ | Plextor PX-800A (DVD±RW, IDE ATAPI) | Win98ではATAPIデバイスとして認識 |
| FDD | Mitsumi D353M D-5055 (3.5インチ) | Win98 SEインストール時のブートに使用 |
| FDD変換ブラケット | SilverStone FP55 | FDDを5.25インチベイに搭載。RM42-502と同メーカー |
| 電源 | Seasonic PRIME TX 850W | 手持ち。24pin→20pin分離接続。-5Vレール非搭載だがISA不使用で問題なし |
| ケース | SilverStone RM42-502 (4Uラックマウント) | 手持ち。5.25インチベイ×2搭載 |
| 映像(メイン) | G200 → 三菱 RDT231WM (VGA直結) | 15kHz/31kHz両対応。変換不要で最もシンプル |
| 映像(サブ) | OSSC Pro → HDMIキャプチャ → メイン機モニタ | メイン機の画面からレトロPCを操作可能 |
| マウス | Microsoft IntelliMouse Trackball (PS/2) | PS/2ネイティブ |
| キーボード | KB-3920 MT109PS2 (PS/2) | BIOS操作用。Win98起動後はRealforce 91UBK (USB) も併用可能 |
マザーボード選定
440BXチップセット搭載のSlot 1マザーボードから選定した。
- ASUS P2B — ISAスロットあり。Roland SCB-55等のISAサウンドカードが使える
- ASUS P3B-F — ISAスロットなし。PCI/AGPのみだが安定性に定評
SB Live! (PCI) をサウンドカードに決めたことでISAスロットの必要性がなくなり、P3B-Fを選択。動作確認済みの中古品をヤフオクで入手した。
CPU選定 — 2つのCPUを使い分ける理由
本プロジェクトのメインターゲットは2本のゲーム:
- Might and Magic VI (1998) — 300MHz以上が快適帯。PII 400MHzで問題なく動作する
- MTG Shandalar (1997) — CPUクロック依存でゲーム速度が変わるバグがあり、快適ゾーンは66〜120MHz
PII 400MHzではShandalerが速すぎて操作不能になる。PII 233MHzでもIPC差を考慮するとPentium 315〜350MHz相当で、快適ゾーン外の可能性が高い。cpukillerでの制御はVOGONSフォーラムで「very laggy」と報告されており非実用的。
結論: MM6はPII 400MHzの実機で快適にプレイ。MTG Shandalerは86Box(Pentium 100〜133MHz設定のエミュレータ)で対応する。PII 233MHzは実機でのShandalar動作テスト用として別途購入し、86Boxでの検証後に実機テストを行う予定。
ストレージ構成
手持ちの2.5インチ SATA SSD 500GBを、スゴイアダプタ (SATA-TR2535) でIDE変換して起動ドライブに使用。機械駆動部品がなく静音・高速。
セカンダリとして秋葉原で入手したCF 8GB + CF-IDEアダプタも接続。
Primary Master: SATA SSD 500GB (スゴイアダプタ経由)
Primary Slave: CF 8GB (CF-IDEアダプタ経由)
Secondary Master: Plextor PX-800A (DVD±RW)
Secondary Slave: (空き)
FDD: Mitsumi D353M D-5055
電源の互換性
手持ちのSeasonic PRIME TX 850Wは現代のATX電源だが、440BX世代のマザーボードでも使用できる。
- 24pin→20pin接続: コネクタの4pin部分を外して20pinで挿す。物理干渉なし
- -5Vレール非搭載: 現代の電源では廃止済み。ISAカードを使わないため影響なし
- P3B-FのBIOS設定: Hardware Monitor → -5V → [Ignore] でエラー警告を抑制
- 消費電力: PII構成で約50W。750Wは大幅に余裕があるが、低負荷時にファンが回らず静音というメリットがある
現在の進捗
全必須パーツの購入が完了し、組み立てを開始している。チップセットのヒートシンク確認など、マザーボード周りの事前チェックを進めている段階。
次のステップ:
- 86Boxのセットアップとゲーム速度テスト
- 実機の組み立て完了
- Windows 98 SEのインストール(インストールメディア・ライセンスは所有済み)
- MM6の動作確認
- MTG Shandalar動作確認(86Box / 実機テスト)